不動産会社の種類

いざ土地を探そうと不動産会社に行こうと思ってみても、

世の中にはいろいろな不動産会社があります。

そこで、不動産会社にはどんな会社があるのか、

以下類別してご説明します。

 

 

まずは大手不動産会社。

大手の強みは、ブランド力を活かした土地の仕入れが得意であるという点。

ただ、それだけに営業が売り主優先のところが多く、

買い主に対するアフターフォローまで手がまわらないことがあるので、

真剣に毎日でも新鮮な情報がほしいという方はストレスを感じることも。

 

また、テレビや新聞広告などでおなじみですが、

実際は町の不動産会社と変わらないということもあります。

というのも、大手の看板を掲げているものの、

その実態はフランチャイズである場合が多いからで、

スマートな対応を期待していると、期待はずれに終わることもあります。

 

 

次が駅前にあるような、小さな地場の不動産会社。

一見、怖いイメージがありますが、地場で長年やっている不動産会社は

誠実で親切なところも多かったりします。地場特有の情報や、

未公開の掘り出し物なども出てくる可能性もあるので、

住みたいエリアが限定されているなら、

そのエリア内の不動産会社を徹底的に回るのもひとつの手です。

 

 

次が建売業者。もしくは、建築業が主で、建売、あるいは

建築条件付を中心に土地の売買をしている不動産会社。

ワケありの土地などを安く仕入れ、建売や建築条件付で売り出します。

意外と利便性がよく、値段も安く、その割には

外観がおしゃれなので飛びつく人が多い。

ただし、一般的には原価をなるべく抑えて利益を追求するので

欠陥住宅などのトラブルが起こることも。

 

 

そして幽霊不動産会社。

電柱などに看板を巻きつけ、不動産の物件情報を出しているような会社です。

物件自体は良さそうに見え、価格も割安なものが多いのですが、

連絡先が携帯番号だったりします。これは事務所の実体がなく、

マンションの一室で営業をしているような業者だったりします。

「釣り広告」的なものもあり、連絡をしてしまうと大変なことになります。

そもそも電柱などに看板を巻きつけること自体が違法であり、

業者としての信用度に欠けるといえます。

 

 

ほかにも、商談をしている住宅会社に

土地情報を提供してもらうという手もあります。

この場合のメリットは土地と建物総額で予算を考えられることですが、

住宅会社は不動産業者ではないので、留意点は情報に限りがある点。

特に専属の営業マンがいない工務店では、提携の不動産会社から

ひと通りの情報が出てきてしまったら、息切れすることも。

 

 

と、さまざまな土地探しの方法があります。

不動産会社は1社だけでなく複数社、

それも大手と地場の不動産会社を組み合わせると、

さまざまな傾向の情報が入手できるでしょう。

上記の特徴を踏まえ、自身にあった探し方・業者を選択してください。