建築家住宅の施工会社の選び方

建築家と家を建てようという場合、設計を建築家に依頼しますが、出来上がった図面をもとに実際に施工を担当するのは工務店になります。いかにプランがよくても施工が悪ければ、まさに“絵に描いたモチ”。工務店選びは実に重要です。


では、建築家が設計した場合、工務店をどのように選ぶかというと、複数の工務店から見積をもらう“見積競争(入札)”が一般的。
図面が完成した時点で3社程度の工務店にその図面を渡し、見積を提出してもらいますが、同じ条件でも金額に開きが出ることはよくあり、1割以上差が出ることもあります。


でも、金額だけで選ぶと、施工技術が伴わず出来が悪かったり、資金繰りが火の車で施工中に倒産してしまったりなど、後でエライ目に遭うこともあります。


逆に、施工技術も高く、経営状態も良い工務店が、ちょうど仕事が空いているということで通常では考えられない安い金額を提示することもありますので、単純に金額だけでは判断できません。


ですので、工務店に見積を依頼する際には、
 ・施工技術が高い
 ・建築家の物件に慣れている
 ・経営状態が良い
 ・あまりたくさんの物件を抱えていない
 ・建築地より片道1時間以内
といった点を踏まえて選定することをお勧めします。