住宅会社の種類

住宅会社には大手ハウスメーカー、地元の工務店、建築家3つの業態があります。


大手のハウスメーカーは、テレビや雑誌などで宣伝をしており知名度が抜群。モデルルームや多くのカタログで検討できるのが魅力です。工場生産を中心としているので施工精度が高く、工期も短いのが特徴。標準仕様の住宅にオプションをつけて個性を出していきます。営業担当者を通し税理士や技術者などから専門的な意見を聞けるなど幅広いサポートが受けられます。


地元の工務店は、比較的安価に家づくりを行えるのが魅力。「知り合いからの紹介で」と依頼する方も多いようです。昔ながらの職人が天然素材を使用して家をつくるなど、独自の特徴を持っている会社も少なくありません。ただし自社保証の能力のばらつきや、デザインの得意・不得意があるので、選択を慎重に行う必要があります。


建築家は、施工をせずに設計と監理のみを行うので、質の高い設計提案力がウリ。間取りや採光、収納など、細かく配慮のあるデザインが魅力です。また工務店などからの見積もプロの目で査定してくれます。ただしハウスメーカーや工務店では特に必要とならない「設計監理料」が総工費の10%程度かかり、竣工までの工期も比較的長くなりがち。デザイン性やポリシーにも特徴があるので、作風や人柄も含めて選択を行う必要があります。


このようにひと口に住宅会社といっても、業態によって家づくりの進め方や考え方は全く違います。まずはどの業態がふさわしいかを検討し、業態が決まったら、その業態の中でどの建築会社が合っているかを検討すると、効率よくピッタリの建築会社と出会うことが出来るでしょう。