平成24年10月2日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。
まずは変動金利タイプから。
変動金利については全く動きが無く、
先月に続き据置きで、三井住友信託の0.775%を筆頭に
1.0%前後で推移しています。
変動金利に影響を与える日銀のゼロ金利政策が、
インフレターゲット(目標)1.0%のもと、
物価上昇率が1.0%になるまで継続される見込みなので、
変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。
次に、固定金利タイプと固定金利期間選択タイプ。
先月に引き続き10年モノの国債利回りが0.8%前後で推移しているので、
全体としては小幅な動きで小康状態といったところですが、
銀行によって利上げ、利下げの対応が分かれています。
例えば、三井住友信託銀行は当初引下げ型の期間選択タイプや
長期固定で大幅な利下げをしており、
3年固定が0.65%~0.95%、10年固定が1.2%~1.5%、
35年の長期固定が前月比▲0.35%の1.95%~2.25%になっています。
また、住信SBIネット銀行は開業5周年記念キャンペーンとして
ネット専用住宅ローンの金利引下げ幅を拡大中で、当初引下げ型の
10年固定が1.27%、35年の長期固定で2.04%となっています。
手数料が融資額の2.1%ですが、保証料や8大疾病付の団信が無料なので、
8大疾病付の長期固定をご要望の方にはなかなか面白くなっています。
その他の銀行は0.05%程度で目立った動きは無く、
10年固定で東春信金の1.20%を筆頭に
1.4~1.5%程度となっています。
最後に、フラット35。
先月は5ヶ月ぶりの利上げとなりましたが、今月はほぼ横ばいで、
最安値は下記の通り(カッコ内は対前月)となっています。
・20年以内 1.60%(▲0.02%)
・20年超 1.88%(▲0.01%)
・フラット50 2.79%(+0.01%)
ご覧のとおり、フラット50以外は僅かながらも利下げとなり、
20年超タイプで1.88%と2%を切り、低水準を維持しています。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字です。
借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、
さらに優遇幅を大きくすることもできます。