平成23年8月2日現在の、名古屋地区の住宅ローンの金利動向です。
まずは変動金利型。
ゼロ金利政策が続いているので、
今月もおおむね据置きとなりました。
中には中央三井信託銀行の0.775%のように
0.8%を切る銀行もありますが、
変動金利のボリュームゾーンは1.0%前後と、
相変わらず低金利が続いています。
景気状況を見ると、この傾向は今しばらく続きそうです。
次は固定金利・固定金利期間選択型。
もともと金利水準の低い地銀・信金に
大きな動きはありませんでしたが、大手都市銀行では
0.05%程度の利下げとなりました。
大手都銀の利下げは5月から4ヶ月連続となっており、
例えば三菱東京UFJ銀行では
10年固定では4月から0.25%も下がり、
今年一番の低水準になっています。
10年固定でみると、名古屋地区では
東春信用金庫の1.45%を筆頭に、
地銀・信金を中心に1.5%程度からとなっています。
あと、岐阜銀行では今月から「当初金利引下げプラン」と
「全期間金利引下げプラン」がスタートしました。
全期間引下げの場合、固定期間終了後の引下げ幅が1.5%と、
わりと大きな優遇が受けられます。
そしてフラット35。
固定金利期間選択型と同様の利下げ基調。
最安値は下記の通りで(カッコ内は対前月)、
3ヶ月連続の利下げにより今年一番の低水準になりました。
・20年以下 2.03%(▲0.03%)
・20年以上 2.35%(▲0.04%)
・フラット50 2.99%(▲0.03%)
なお、フラット35について、住宅金融支援機構から
次の2つの重大な発表がありました。
1)フラット35S金利1.0%優遇の申込み期限が
12月30日から9月30日に前倒し
2)家賃返済特約付きフラット35がスタート