平成23年11月2日現在の、
名古屋地区の住宅ローンの金利動向をお伝えします。
まずは変動金利型。
ゼロ金利政策の継続により今月もおおむね据置きで、
中央三井信託銀行の0.775%や名古屋銀行の0.85%をはじめ、
1.0%前後の低水準で推移しています。
次に、固定金利・固定金利期間選択型。
基本的に大きな動きはありませんでした。
先月は利下げに出遅れ感のあった一部メガバンクで
大幅な利下げがありましたが、今月は利下げや利上げなど
銀行によって対応もマチマチ、利下げ傾向もひと息ついた感じ。
10年固定で1.4%といった低水準を維持していた地銀・信金が、
0.05%程度の微増で1.45%~となったり、
15年以上の長期固定で0.05%程度の利上げとなっています。
そして、フラット35。
先月まで5ヶ月連続の利下げとなっていましたが、
民間金融機関の固定金利・固定金利期間選択型と同様
若干の上昇傾向で0.02%~の利上げとなり、
最安値は下記の通り(カッコ内は対前月)となっています。
・20年以内 1.91%(+0.02%)
・20年以上 2.20%(+0.02%)
・フラット50 2.92%(+0.05%)
まもなく0.7%優遇のフラット35S“エコ”がスタート予定ですが、
9月30日申込み分の1.0%優遇ほどの引下げ幅ではなく、
利下げも頭打ちのなか、以前の勢いが見られるか興味深いところです。
なお、上記の金利は金利プラン優遇後の数字であり、
借入れ条件や借りる方の属性によって上下します。